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2007年版ジオラマ 製作風景
2007.5(その1) 山作りA
針金とビニルテープで造形した山に紙を貼り付けます。紙を何重かに貼ると、山の形のできあがりです。一般的に採られている方法よりも軽量化できるというメリットがあります。

これの上から工作用の石こう(硫酸カルシウム)を塗り、固めます。

これらは毎年伝統的に続いている作業で、このあたりまで来るとだいぶ山らしくなってきます。






 
(左)今年のアピールポイントの1つでもあるヤードの線路を敷設する。この辺りは春の担当。
(右トンネル内での脱線時などにも対応できるよう、開閉器の板を設置するところも。

 
(左)所々山にも変化を持たせています。写真では、新幹線の一部がトンネルになっています。“隠す技術”も大事。
(右)冬の担当区域。元々メインが白色なので、あとは不自然の無いように着色していくのみです。
2007.4 山作り@
 
山作りの基本は、針金とビニルテープによる骨組みです。
軽量化を図るために毎年行われている、当部の伝統的作法です。
この上に紙を木工用ボンドを用いて貼り付け、形が完成します。
ちなみに、左図のように路盤に針金を刺すのが基本ですが、ベースの繋ぎ目に山がかかる場合、
こちらに板を貼り付けます(右図)。今年は、接続部分の形状処理にもこだわっています。











トンネルの入口には「ポータル」を取り付けます。
これは発泡スチロールから自作します。レンガ模様の彫り込み
を入れるなど、部員毎にこだわっている部分がありますので、
ポータルにも実に様々な様相が見受けられます。


こちらは春の担当部分。山はありませんが、街のイメージなので段差部は土手や高架として
処理しています。紙の張り方も慎重に…。現在3年1名・2年1名・1年2名。

 
こちらは夏。海と高原がテーマとなっています。海は既に作ってあったので、まずは複雑地形を
形成していきます。一部切り通しになるなど、細かい工作も多くなっています。
そして真ん中の高原は某研究所を再現予定で、右図のように群馬県型の湖も登場!
湖は季節担当枠を超え協力をしました。現在2年2名・1年2名。

 
秋班は人数が少ないながらも一番作業が進行しています。
特に細部工作へのこだわりは唸るモノがあります。
左の写真は山の造形中。妙義山をイメージした山になる予定で、凹凸感を出すための成形が
行われています。この他様々において、他をリードしています。
右の写真は、ジオラマ中を流れる滝の付近。川は発泡スチロールから自作し、橋架もエアーブラシを持参し
再塗装しています。今から完成が楽しみなところです。現在2年2名。


冬は作業の遅れが心配されていますが、今急激に追い上げを見せています。
ループ線付近には、秋とは対照的になだらかな山が設置され、スキー場となる予定です。
いくつものジオラマをまたがる為、作業はなかなか捗りませんが、徐々に形になりつつあります。
まだまだ先がわかりませんが、期待できそうです。現在3年1名・1年2名。
2007.3(その2) 路盤塗装・線路敷設
 
自在にカーブが作れ、切断も可能な「フレキシブルレール」と呼ばれるレールを使用しています。
線路自体が柔らかい反面、固定等をしっかりしないと段差が生じ、脱線してしまいます。
レールは釘で止め、ジョイントを差し込んで接合します。
この作業において手を抜くと電車が走らなくなるので、慎重にいかなくてはなりません。
ポイントなどの一部区間では、KATOの「ユニトラック」を採用していますが、
フレキシブルレールとは高さが違うので切り替え部の高さあわせも必要になります。
この頃になるとフィーダの配線も完了し、試運転も同時に行われます。

 
左の写真では、釘がしっかりと写っていますが、右の写真では目立ちません。
実は釘の頭をマジックで黒く塗ってしまっています。
なるべく自然な感じにしようという、今年初採用のアイディア。


例年とは違い、今年は春休みを利用して一度接続を実施しました。
新幹線路盤の敷設も始まりました。
2007.3(その1) 海作り(造形編)
 
夏の部分に置かれる海は、平成17年度ジオラマにて採用された方法で製作します。
まず、配置する部分の大きさに合わせて断熱用の発泡スチロールを切断します。(左写真)
続いて角部を処理しながら、目的の場所にボンドで貼り付けていきます。(右写真)

 
“さざ波”の表現はカッターナイフで発泡スチロールを削っていく形にしています。
一定方向に丁寧に刃を入れる、根気のいる作業です。
右写真のようなできあがりになります。

岸壁の処理や塗装は、山と同時に行います。
2007.2〜2007.3 路盤敷設
 
切断した発泡スチロールを所定の位置に並べ、その上に板を載せます。
これにより勾配や標高の高いところの“基盤”が完成するわけです。
まず左のように発泡スチロールを配置した後、位置を載せて位置や勾配を調整します。
その後、ボンドをつかって固定し、右のように重い物を載せておき、乾燥させて接着します。

 
立体交差なども組んでいきます。切り出しの段階でどうしても細かいズレが生じてしまいます。
後々のために、ここで修正しつつ接着していきます。
ベース毎の繋ぎ目の接合も、大事なポイントとなります。
今後山を造ってしまうと手の届かないところが生じるので、レール敷きや配線もスタートします。
2007.1〜2007.2 路盤製作

ベースに直接でない(=高さのある)部分は、気を使って高さを稼ぎます。
設計図を基に必要な板が計算されるので、それに従ってベニヤを切っていきます。
昨年の薄すぎた反省を活かし、今回は厚めの板を使っています。

 
発泡スチロールは橋脚のようにして使います。ようするに高さを決めるわけです。
ズレが生じると勾配がデコボコしたりするので、正確に切らなくてはなりません。


黒板には切る予定の物が書いてあります。過不足やズレがあっては行けないので、
おそらく全行程の中で一番気を遣うつころです。


新幹線のほうは橋脚も木で作ります。
昨年の物のうち利用できる物をピックアップし、修理します。


一昨年囲碁部から戴いた古い碁盤です。
また、昨年使用した発泡スチロールや木を修理して使用しています。
全体として、ゴミがなるべく出ないように工夫しています。
2006.12(その2) 罫書き
ベースに線路を敷く予定の場所を書いていきます。
要するに下書きのようなものです。

道床つきのレールは実物をなぞって行います。
 

そうで無い部分は、設計図を基にしてレールの配置を記入します。

円を書くときに使うコンパスは自作品を使用。1cmごとに穴があいていて、
片方に錐、もう片方に鉛筆をさして使います。
2006.12(その1) ベース準備
全ての基礎となるベースは製作に時間がかかり、精度も必要とされるため
基本的に毎年使い回しています。
一度製作を始めるとどうにもならないので、作り始める前に穴を直したりします。

特に上面の痛みがひどいベースは、天板をひっくり返して再利用。
周囲はボンドと釘で頑丈に固定します。
この程度の作業は中学校技術科の学習程度で解決する筈ですが.....


その他のベースは、上面の発泡スチロールなどの取り残しを取り、
穴を埋めて補修します。


最後にペンキを塗って完成。今年は側面も再塗装してみました。
(翠巒祭までに汚れるのがオチですが。)

さぁ、これでいよいよ製作開始です!!
〜2006.10 設計図書き
設計図は、毎年伝統的に部長が書いています。
7月に2年でジオラマの大まかな配置を打ち合わせした後、3ヶ月掛けて完成させました。

レールの配置や勾配などが記されています。
これを基に製作を進めていきます。

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